IT業界の仕事はフリーランスとして成り立つものが多いので、独立開業する人も増えています。仕事は会社員時代と同様だったとしても、フリーランスとして活動するには、前もって準備すべきこと、考えておきたいことがたくさんあります。
会社員時代にやっておくと良いものの一つに、金銭面での整備があります。まず、プライベートの口座の他に、事業用の口座を作っておくと、報酬の管理がしやすいので便利です。また、会社員でなくなると社会的な信用が低下することが多いので、必要であれば、クレジットカードの作成や住宅ローンなどの借り入れもしておくと良いでしょう。
退職してからすぐに仕事ができるよう、環境整備も進めておきたいものです。基本的なものとして、仕事に見合うスペックのパソコンやネット環境を整備することができます。その際、セキュリティを考えることも、クライアントからの信用を得たり、仕事の質を上げるのに重要です。フリーランスになると確定申告をする必要も出てくるので、青色申告を申請し、会計ソフトを用意しておくとよいでしょう。
フリーランスになるにあたり、案件獲得の準備もできます。自分のスキルや経験をクライアントにわかりやすく提示できるよう、ポートフォリオを作成し、名刺も作っておきましょう。また、エージェントやクラウドソーシングに登録すると、仕事が見つけやすくなるかもしれません。
フリーランスは会社員とは違い、研修などを受ける機会がなくなります。勉強会や交流会に参加してトレンドを理解したり、人脈作りにつなげられるようにしたいものです。